ブラック施設を避けるポイント

福祉施設介護員が抱える悩みはそれぞれだろうが、日本全体で問題となっているブラック企業問題に悩む人も少なくない。
その中でも時間外勤務したにも係わらず、残業代が一切出ないサービス残業問題に悩む人は多いようだ。
早番で朝早くから出社して帰宅は日付が変わってから、という福祉施設介護員の話も聞いたことがある。
ブラック施設かどうかは働いてみないと判らないのが実情だが、面接前や面接時にできるだけ見分けたいところだ。
介護施設では常に人手不足の傾向にあるので一概には言えないが、いつ見ても求人広告を出しているところは少々不安だ。
職員が長く勤められる職場環境ではない可能性がある。
それに加えて、同じエリアの施設と比べて給与が高すぎる場合も注意したい。
退職者が出るのが当然という施設は、好条件で求人を出す可能性があるからだ。
もし可能であれば転職エージェントやハローワークを利用することをおすすめする。
できれば施設の状況や職場環境を知るために、面接前に見学させてもらおう。
そして面接時にチェックしたいのが面接官の態度や面接の内容だ。
面接官は働いたら上司になる可能性が高いため、高圧的でないか、もしくは無気力でないかという点に注意したい。
また、面接の内容も簡単な質問をいくつかしただけで出社日を聞かれる場合は、猫の手も借りたいという状況なのかもしれない。
こうした点に気をつけながら職場を選ぶと、ブラック施設を避ける力が付いてくるだろう。